まぶたがピクピクとけいれんするので病院で診てもらったところ、「眼瞼けいれん」と診断された。そんな時にまず思うのは「治療法はあるのか?」ですが、眼瞼けいれんはボツリヌス療法や服薬で症状を抑えて治療することが可能な病気です。

眼瞼けいれんに効果がある薬

眼瞼けいれんには幾つかの治療法がありますが、現在メジャーなものは先に触れたボツリヌス療法か服薬になりますが、ここでは服薬治療について触れていきます。
まず、眼瞼けいれんに効果があるとされている薬についてですが、抗パーキンソン薬、抗不安薬、抗コリン薬が用いられることが多いです。しかしこれ等の薬の中には副作用が出るものもあるため、服薬には注意が必要になります。

抗パーキンソン薬

眼瞼けいれんは「本態性眼瞼けいれん」、「症候性眼瞼けいれん」、「薬剤性眼瞼けいれん」の3種類に分類することができますが、中でも症候性眼瞼けいれんの原因の多くはパーキンソン病であるとされています。パーキンソン病は手の震えや動作への障害など、運動障害が見られる神経変性疾患であり、症候性眼瞼けいれんの原因となります。
パーキンソン病が原因であるため、服用する薬は抗パーキンソン薬です。抗パーキンソン薬にも様々な種類がありますが、ムスカリン受容体をブロックすることでアセチルコリンを減少させる働きがあるのが抗コリン薬です。パーキンソン病の薬としては非常にメジャーかつ古くから用いられているものですが、口渇・便秘・物忘れなどの副作用が見られるため、全ての患者に推奨されると言うわけではありません。特に前立腺肥大症や緑内障の患者に投与することは危険視されています。また抗コリン薬の副作用として幻覚・妄想・せん妄、認知症の悪化も認められているため、認知症の患者に使用するのも推奨されていません。

神経系の薬の副作用について

眼瞼けいれんの治療に用いられる薬ではありませんが、神経用材の副作用として眼瞼けいれんになるケースも多いです。眼科医である若倉雅登医師は、眼瞼けいれんのほぼ全ての症例で感覚過敏症状があらわれると言います。感覚過敏症状とは目の痛みや羞明、霧視などの事で、これ等の症状の原因は、大脳や神経系に効果があるベンゾ系を含む薬であると指摘しています。実際、眼瞼けいれんで病院にかかっている人の40パーセントは神経用剤を運用しています。神経用剤に限らず、薬には思わぬ副作用が伴うことがあるので、十分に気を付けて服薬するようにしましょう。

副作用が出たらすぐに医師に相談する

副作用は全ての人に出るとは限らないものであるため、初めて薬を服用する時には副作用を気にしないと言う人も多いです。実際に副作用がなく、しっかりまぶたのピクピクが改善されるならば問題はありませんが、もし副作用と思われる症状や体調の悪化が見られた場合は、すみやかに掛かり付けの医師に相談するようにしましょう。