激しくまぶたがピクピクする厄介な眼瞼痙攣は、現時点で根本治療がないとされている病気です。そこで眼科のクリニックでは、対処療法としてボトックス注射や筋肉切除手術や内服薬投与を行います。

ここでは眼瞼痙攣の手術の費用や、この手術が受けられる病院などをチェックしていきます。

眼瞼痙攣の手術とは?

眼瞼痙攣とは、まぶたがピクピクとケイレンしてしまう病気で、症状が進むと頻繁に激しい痙攣を繰り返すようになります。これでは日常生活に支障が出てきて、酷い時には目を開けていられなくなってしまうこともあります。

そこで眼科の病院での治療法としては、現時点ではボトックス注射などによる手術と内服薬の処方を中心に施術されています。ただし原則として、根本治療の確立はなされていません。あくまでも対処治療(一時的な改善法)になります。

ボツリヌス菌を使ったボトックス注射

ボトックス注射とは、眼周囲の筋肉にボツリヌス毒素Aを注入して、まぶたを閉じる筋肉の動きを阻害する効果を発揮させます。もちろん完全に筋肉を弛緩させるというわけではないので、意識してまぶたを動かす程度の活力を残して筋肉を麻痺させる術式になります。ちなみにボツリヌス毒素の効果は3〜4カ月とされていて、この期間をベースに定期的に注射を繰り返す必要があります。

この手術には健康保険が適応されますので、1回の治療費支払い相場は1割負担で5〜6000円、2割負担の方が1〜12000円で3割負担では15000〜18000円になります。また、この治療を扱ている病院は多数ありますが、ボツリヌス毒素取り扱いの資格を持った医師がいる病院で施術を受けましょう。

メスを使った手術による治療

眼瞼痙攣の治療として、メスを用いた手術を行う病院もあります。術式としては、まぶたが開きやすくなるように筋肉や皮膚の一部を切除して痙攣の発生を抑制します。ただし、根本的にケイレンが止まるわけではなく、皮膚や筋肉切除の加減で副作用が生じることもあります。

費用についての相場は把握できませんでしたので、詳しくは施術を行っている眼科のクリニックへ問い合わせてみてください。ちなみに当手術を行っているところに、アイケアクリニック銀座院などがあります。

遮光眼鏡による処置

眼瞼痙攣の症状では光をまぶしがる症状がでます。そこで眼科では遮光眼鏡を用いて、患者さんの視界を確保する処方が取られます。super blue-green algae レンズや灰色の遮光レンズ,バラ色のレンズなど、まぶしさを生じさせる光を遮断することで眼瞼痙攣が改善するとされています。

なお遮光眼鏡は市販のもので代用可能で、価格は1〜2万円あたりで購入できます。

内服療法

眼瞼痙攣の治療として処方される内服薬には、抗けいれん薬(抗てんかん薬)があります。リボトリール抗てんかん薬は有名で、一般的には成人の方で1日1〜6mgを症状に合わせて服薬します。ただし副作用として、依存性・呼吸抑制・睡眠中の多呼吸発作などが発症することがあり、刺激興奮・錯乱などの麻薬のような症状を示す場合もあります。

したがって処方は知識と実績の豊富な専門医に依頼すべきでしょう。また、テグレトールもあります。こちらはてんかんや三叉神経痛の治療薬ですが眼瞼痙攣にも有効とされています。摂取量は1日に2〜6㎎を服用します。副作用としては眠気・めまい・ふらつきといった軽い症状から、血清 g-GPT 上昇など要注意の副作用もあります。

他にも抗コリン薬・アーテンや抗不安薬・セルシンなども処方されることがあります。それぞれに副作用がありますので、服用の際は医師の注意をしっかりと聞き、異常がある時はすぐに相談するようにしましょう。またこれらの内服薬治療はほとんどの眼科で受けることが可能です。費用はそれぞれに設定がありますので、詳しくは病院にてチェックしてください。

まとめ

眼瞼痙攣はしっかりと対処治療を行うことで、日常生活への支障を回避することが可能です。現在ではボトックス注射によるケイレン抑制が有効で、3カ月に1回程度の注射を行えばトラブルが生じにくくなります。

ただし費用は1回5〜6万円ほど掛かります。保険が効いても15000〜18000円ほどになりますし、回数が増すことで薬に対する抗体が生まれますから効きにくくなってくることもあります。その他の治療法もそれぞれ副作用の問題がありますので、十分に気を付けて選ぶようにしてください。