ふと気が付くと、なぜかまぶたがピクピクと不自然にケイレンしていることがありませんか?これは眼瞼痙攣(がんけんけいれん)といって、長時間のパソコン作業や睡眠不足、ストレス・疲労が蓄積したときに生じることがあります。眼瞼痙攣は目薬などでは治り難いのですが、ボトックス注射でキレイに改善させられます。

まぶたのケイレンは何故起こる?

まぶたがぴくぴく痙攣するときは、ほとんどの場合に光がまぶしかったり、眼球が痛んだり、乾燥している感じがしたりします。また反対に涙がたくさん出る人もいますが、この眼瞼痙攣の原因はよく分かっていません。一説では大脳基底核というまぶたの開閉を制御している器官が故障して、誤作動によってぴくぴくするとされています。

そして一旦眼瞼痙攣になると、完治するのが難しい病気とされています。特に40歳以上の女性に多い症状で、病気が進行すると目を開けている状態を保つのが困難になる場合もあります。そこまでではなくとも、日本人には50万人ぐらいはこの症状で悩んでいるというデータもあります。

眼瞼痙攣の治療法に効果的なボトックス注射

まぶたのピクピクを改善させる治療方法はいくつかあります。一般的には点眼薬や内服薬の投与がなされていますが、最も効果的なのがボトックス注射による治療です。ボトックスとは筋肉弛緩効果の高い薬品で、これはボツリヌス菌から取り出した成分を利用します。ボツリヌス菌は毒素を持つ菌なのですが、治療薬に使用する場合は安全な濃度にまで希釈させますので問題はありません。

治療法は実に簡単で、痙攣をしているまぶたの皮膚に30ゲージの細い注射針を打つだけです。痛みはほとんど感じません。チクッとして、薬が注入される際にわずかにキューと痛むぐらいですので気になるレベルではないでしょう。これで当面はまぶたのピクピクから解放されます。一般的にボトックス効果は3ヶ月前後です。効き目がなくなったら症状が再発しますから、また病院へ行ってボトックス注射を打ってもらいます。

ボトックス注射の費用ですが、この治療には保険が適用されますから、3割負担の方は1回1~2万円あたりで治療が受けられます。

まとめ

まぶたが痙攣してしまう方は眼科のクリニックで診察を受けて、しっかりと直しておきたい場合はボトックス注射を治療法に選ぶと良いでしょう。ただし、病気が完治しない限りは3カ月ほどで再発します。人によっては長期にクリニックへと通う必要があるかもしれません。